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●潜水艦乗りの上司のことば

「いつも楽しく読ませていただいております
本日、配信のヨーソロ様の意見「2.海賊騒動について」ですが
35年前に当時の上司から聞いた話を披露させていただきたいと思います。

当時、私は地方の化学製造工場に勤務しておりました
上司である工場長は商船学校卒で戦争中は潜水艦の乗組員でした。
上司の母校である商船学校で、下級生に対するシゴキが暴行事件に発展してマ
スコミから糾弾されて学校もその対策に苦慮したそうです。

学校側も伝統としてシゴキを黙認していたフシがあり、あまりにも激しいマス
コミの糾弾にどうしてよいかわからず広く意見を聞こうということになり、OB
として上司の工場長が呼ばれました。
(数百人いた同期は戦争でほとんど亡くなられ、OBは2人だけだったそうです)

OBとして今回のシゴキ事件をどう思うかと学校側から質問されて

「シゴキ、結構じゃないか、どんどんやれ!
当校の卒業生は船長の資格を与えられるのだろう?船長になって航海中、海賊
や船員の反乱に対してどう対応するのか?広い海上で頼れるのは自分一人では
ないか?一人きりでも乗客、積荷を守れぬようでは船長失格だぞ!
また敵に向かっていく気迫が必要だ。気迫の涵養が大切である。
シゴキに耐えられない奴はそんな気迫も無い筈だ。
シゴキがつらくてケツをわる奴はどんどん辞めさせればいい!
シゴキをやめてはいかん!」

と返答されたそうです。

ちなみに同期の方も同じ意見だったそうです。

私はそれを聞いて「なんと時代錯誤のアナクロ親父だろう」と唖然とした覚え
があります。
あの当時、左翼平和主義者の「戦争、暴力は悪である」また「話し合いで平和
解決」が最善の方法であると信じていましたからね。

その後、私もサラリーマンをやめ独立開業をして現在にいたっておりますが、
社長として責任を負うような立場になって、始めて前述した上司の意見が理解
できました。
今では彼の意見が正しいと思います。

その後、彼の学校でシゴキがどのように扱われているか知りません。
しかしながら、今回の事件に対してヨーソロ様の指摘されている船員の安全保
障に関する平均的感覚(無防備の平和主義)をみればわかるような気がします。
左翼平和主義の弊害は著しいものがありますね。